高玉城(郡山市)
1 概要 国道49号線を熱海インター方面に向かい,さらに少し車を走らせた道路脇に高玉城跡がある。 目がその近くにある高司神社に行きがちであるが,実際の城跡は神社にあるのではなく,その反対にある山側となる(城跡の石碑が置かれている。)。 同城は,現在の二本松市付近を所領としていた国人領主二本松氏の庶流・高玉氏が居城として使用していた。二本松氏が天正14年(1586年)伊達政宗に滅ぼされると,高玉氏は会津の蘆名氏の傘下となるが,天正17年(1589年),政宗が蘆名氏を攻めた際,その一環として政宗の家臣片倉景綱が同城を攻撃,城主高玉常頼は奮戦するも多勢に無勢,討ち死を遂げてしまう。 その際,政宗はな…