アジア発推理小説という新たな世界―『世界を売った男』著:陳浩基
筆者と作品について 台湾で行われる島田荘司推理小説賞の第二回受賞作品であり筆者のデビュー作。筆者の陳浩基氏は香港人で元エンジニア。来歴等についてはいくつかのサイトで見ることができる。 「『人』そのものが一つの謎である」―陳浩基さんブクログ大賞受賞記念インタビュー | ブクログ通信 感想 2年程前にYahoo!ニュースで紹介されており、気になって購入しました。再読して改めて感じましたが、一言で言うと、いやあすごいミステリ小説だ、と思います。特に後半の展開には驚きっぱなしでした。まるで映画を見ているかのよう。 刑事の許友一は朝起きるて、気づくとなぜか記憶がない。署に戻ると丁度自分に来客で、6年前に…